制作一例 宿 灯環
自主制作(架空) 一棟貸しの宿・ゲストハウス
宿 灯環
- 日暮れから朝までを、生成りの紙と大きな外光で。暗くするのは三箇所だけです。
- 4ページ構成。間取り図・お品書き・料金表と、下層ページこそ作り込みました。
つくるときに考えたこと
一棟貸しの宿が売っているのは、部屋数でも設備でもなく「日暮れから朝までの一日」だと考えました。ですのでページ全体は生成りの紙のまま明るく置いて、暗く沈めるのは三箇所だけにしています。行灯と囲炉裏と湯を並べた章、最後のお誘い、そしてフッター。読み終わるころに日が落ちる、という順番です。
1枚のページに全部を積まず、トップと「客室と設え」「過ごし方と食」「ご予約・アクセス」の4ページに分けました。知りたいことが決まっているお客さまに、遠回りをさせないためです。下層こそ手を抜かず、間取り図・夕餉のお品書き・料金表は、それぞれこのページだけの組み方で作っています。
撮影はしていません。Unsplash の商用利用できる素材から、木・和紙・湯気・畳だけが写ったものを選びました。真昼の白い旅館カタログも、笑顔のモデルも採っていません。出所は全点、素材台帳に記録しています。写真の上に薄い膜をかけて文字を読ませるやり方はとらず、紙のスクリムを文字の側にだけ寄せて、庭と行灯は素通しのまま残しました。要所に短い英語を添えて、海外からのお問い合わせにも臆さない構えにしています。スマートフォンでは、縦書きの見出しを先に立てて上から下へ読み切れる形に組み替わります。
実物がそのまま動きます。
スマートフォンでも同じ内容をご覧いただけます。