制作一例 灰桜(はいざくら)
自主制作(架空) ネイルサロン
灰桜(はいざくら)
- 色の名前を日本の伝統色から借りた、二十四色の見本帳がそのままサイトの主役です。
- 料金は「あとから足されるぶん」を先に全部書きました。オフの条件も4通り載せています。
つくるときに考えたこと
ネイルサロンのサイトは、写真を並べるほど似てきます。爪の写真はどこも寄りで、どこもきれいだからです。そこで「色の呼び方」から設計をやり直しました。この店は色を番号で呼ばず、日本の色の名前を借りて二十四色に当てている——という決めごとを一つ置いただけで、下層ページの主役が写真ではなく色見本になりました。白練、鳥の子、灰桜、鳩羽鼠。円を並べただけの図ですが、名前が付いているだけで一つずつ見比べたくなります。屋号もそのうちの一色から採りました。
料金は、ネイルサロンでいちばん分かりにくいところだと思います。大手3社(ファストネイル、ネイルクイック、エスネイル)の料金ページを実際に読んでみると、共通していたのは「オフ」の扱いを独立した見出しで、しかも場合分けして書いていることでした。付け替えのときか、オフだけか、よその店でつけたものか、溶けない種類か。ここに倣って、灰桜でも4通りを全部書き、さらに「あとから足されるぶんはこの五つだけです」という節を立てています。書いていない請求が出ないと分かると、値段そのものより先に安心が来ます。
写真は撮っていません。Pexels の商用利用できる素材から、生成りとくすみピンクと金だけ、被写体は手元だけ、という条件で639点をふるいにかけて15点を選びました。暗いサロンの内観も、ピンクの折戸と施術ベッドが写った量産サロンの一枚も、盛りの強い爪も採っていません。出所は素材台帳に全点ぶん控えてあります。動きは一つだけ足しました。写真が現れたあと、上をつやのひとすじが斜めに通ります。トップコートの照り返しの写しです。動きが苦手な方の端末では、はじめから通り終わった静かな状態でお見せします。
実物がそのまま動きます。
スマートフォンでも同じ内容をご覧いただけます。