制作一例 御菓子司 青竹堂(あおたけどう)

自主制作(架空) 和菓子店・御菓子司

御菓子司 青竹堂(あおたけどう)

  • スクロールで四季を送るトップ。桜から雪まで、指を動かした分だけ映像の時間が進みます。
  • 日持ちの日数を横棒の長さにした図をつくり、「どれなら持って帰れるか」を下層の主役に据えています。
  • 和菓子
  • スクロール映像
御菓子司 青竹堂(あおたけどう)のデスクトップ表示。ヒーロー部分
パソコンで見たとき(1440px)
御菓子司 青竹堂(あおたけどう)のスマートフォン表示。ヒーロー部分
スマホで見たとき(390px)
御菓子司 青竹堂(あおたけどう)の下層ページのデスクトップ表示
下層ページの一例(1440px)

つくるときに考えたこと

「上生菓子は四つだけ。二十四節気が替わる十五日ごとに、四つとも入れ替える」という設定をひとつ決めて、そこから全部を組み立てました。トップはその一年ぶんをスクロールで送れるようにしています。指を動かした分だけ桜が進み、抹茶が点てられ、楓が透けて、雪が積もる。動画を再生ボタンで見せるのではなく、スクロール量をそのまま再生位置に変換しているので、読む速さと絵の速さが最後までずれません。色は白練りと抹茶と小豆の三つだけ。季節ごとの差も、小豆と抹茶の濃淡の中に収めています。

書く前に、とらや・鶴屋吉信・末富の三社を実際に読みました。三社とも最初に置くのは理念ではなく「いま買える季節の一品」で、棚は製法で切られていて、日持ちや原材料が一次情報として独立している。とくに鶴屋吉信が店舗を直営店と生菓子取扱店に分けているのを見て、生菓子が日持ちしないという事実がそのまま情報設計になるのだと気づきました。そこで日持ちの日数をそのまま横棒の長さにした図を描き、品書きページの見せ場にしています。上生菓子が当日中で煉羊羹が三十日、という差が一目で分かります。文章は一行も写していません。

撮影はしていません。写真も映像も Pexels の商用利用できる素材から「白い自然光で、寄りで、菓子の面と角が見えるもの」だけを選び、暗い卓と黒い皿のものは落としました。出所と撮影者は素材台帳に全点控えてあります。映像は四季で四本、無音でキーフレームを詰めた形に焼き直してあり、スマートフォンにはさらに軽い別版を配ります。デモ全体で 8.8 メガバイトです。動きが苦手な設定の端末では動画を一本も読まず、同じ絵の静止画だけが静かに入れ替わります。下層3ページ(菓子の品書き/店とつくり手/場所と時間)にも見せ場を置きました。銘の出どころを並べた表、一日の時刻の並び、駅からの略図です。スマートフォンでは、文字が言葉の途中で折れない位置で改行しています。

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