コムギノ舎 KOMUGINOYA
打ち粉をひろげた木の作業台の上で、生地をひとつにまとめている手元

東京・穂波町 — 石窯のパン屋

皮の音で、 いいパンはわかる。

田舎パンとバゲットは、粉と水と塩と酵母だけ。粉は北海道産と九州産を混ぜています。

粉と、水と、窯。
手を入れるのはそこだけ。

成形をきれいにするより、その日の粉に合わせるほうが、結果はよくなります。塩と酵母の量は、店を始めた年から変えていません。

石臼で挽いた全粒を、二割だけ。

香りは強いのに重くならない境目が、ちょうど二割でした。挽いた粉は翌日までに使い切ります。残った日は、粉のほうに合わせて配合を変えます。

逆光のなかで、手のひらから落ちていく挽きたての粉
布を敷いた鉢のなかで、粉をかぶって膨らんだ生地

水の硬度を、季節でずらす。

夏はすこし硬く、冬はやわらかく。生地の伸びが変わるので、月に一度は測り直しています。

石窯の焚き口へ、長い木べらでパンを送り込む手元

薪をひいたあとの、余熱で焼く。

落ちていく熱で焼くと表面が乾かず、皮が薄く仕上がります。窯を止める時刻から、一日を逆算しています。

今日焼くのは、十二種。

田舎パン バゲット 角食パン ライ麦の丸パン くるみとレーズン いちじくのカンパーニュ チーズと黒胡椒 塩バターロール あんぱん 全粒のスコーン クロワッサン シナモンロール
生成りのエプロンをつけて、手のひらで小さな生地を丸めているところ
うまく焼けた日は、
だいたい、
なにもしていません。
店主 小森 郁

一日は、
この順番で進みます。

  1. 04:30 粉をひく その日に使うぶんだけ、石臼を回します。
  2. 05:10 こねる 水温は前日の気温から決めます。触って決め直す日もあります。
  3. 06:00 ねかせる 生地が伸びるのを待つ時間。ここだけは急がないと決めています。
  4. 07:20 窯に入れる 薪をひいて、落ちていく熱で焼きます。
  5. 08:00 店をあける 焼きたてが並ぶのは、この時間です。
木の棚に、その日焼いたパンとバゲットだけが並んでいる小さな売り場

三坪と、
石窯ひとつ。

床の傾いた三坪を借りたのが2019年の春でした。棚は一段しかないので、その日焼いたぶんが売り切れたら閉めます。

いまはふたりで、週に四日だけ開けています。数を増やすより、配合を見直すほうに時間を使いたいからです。

お店のこと

木曜から日曜、
八時から。

開いている日

営業
木・金・土・日
8:00 - 17:00
定休
月・火・水
仕込みと窯の手入れ

場所

東京都◯◯区 穂波町2-4
(架空の所在地)
穂波駅 東口から徒歩12分

営業とアクセス